December 31, 2019

一年の計

ここ数年は一年を振り返る余裕もないくらい忙しかったのが正直なところで、昨日久しぶりにのんびりと大晦日を迎えたのには、新鮮な気持ちを覚えた。今年は、それなりに忙しくありつつも、余裕を持って過ごしたい。あまり季節感のない人間なのだが、実家でのんびりしている間に一年の計画を考えるのは悪くないだろうと思い、簡単に記す。すでに3件ほど航空券の価格推移を数日観察していて、早くお金に気にせず旅行する身分になりたい。

2月3日〜:春学期の開始
今学期は2nd year paper を書くempirical seminarとcontemporary sociological theoryに加え、epidemiologyと学期の後半から指導教員のfamily sociologyの授業に参加する予定である。リーディング量が多いのは間違いなくtheoryの授業で、前回はWeberやDurkheimなど日本でも読んでいた社会学者だから多少気を緩めることはできたが、今回は基本的にポストモダンの研究がメインなので、色々と苦労が多い気がする。

2月28日:FUTIでの講演
東海岸に引っ越して、東大の同窓会組織とも繋がりを持つようになったのだが、その縁で東大のNYオフィスにてジェンダー格差についての講演を依頼された。光栄なことである(自分が適任かは別として)。いい機会なので、自分が読んできた文献をまとめる機会としつつ、現役の学生とアラムナイとの間で、昨今のニュースを踏まえながら議論できる機会にしたい。

2月27日-3月1日:Eastern Sociological Society Annual Meeting
参加するかは未定だが、フィリーで開かれるので、日帰りでもいける。プログラムの多さには驚いた。興味のあるセッションもあるので、体力と相談しつつ参加を決めたい。

3月16-17日:数理社会学会
こちらも参加は未定だが、ちょうど春休み期間と被っていて、この時期はフライトチケットも安いので考え中。体力とも相談だが、学部からファンディングが出るかも重要(多分出る気がする)。会場は慶應大学。

3月19-22日:Association for Asian Studies Annual Meeting
正直現実的ではないが、ボストンで開催されるアジア学会も一応カレンダーに入れてある。おそらく行くことはなさそうだが。

4月22-25日:Population Association of American Annual Meeting
ポスターを一つ報告予定。また、日本研究者を集めたジャパンディナーを企画中。DCにて開催。

5月18-19日:IUSSP Meeting
イタリア開催ということでかなりテンションが高くなっている。

5月20-23日:RC28 Spring Meeting
二つ口頭報告の予定。開催地はフィンランドのトゥルク。夏は最高だろう。この前後にイタリアでのワークショップがある模様で、それにも参加する予定。

6月12-14日:日本人口学会
おそらく日本にいるはずなので、日程的には参加可能だが、報告は考え中。会場は埼玉県立大学。

6月15-19日:Workshop: Genomics for Social Scientists
ミシガン大学で開催される社会ゲノミクスのワークショップ。この手の分野に関する知識にはまだ疎いので、インプットの機会として考えている。日本人口学会や他の学会との日程的な問題がある。

7月14-18日:ISA Forum of Sociology / RC 28 Summer Meeting
ブラジルのポルト・アレグレにて開催されるISAの大会、およびRC28のミーティングも兼ねている。二つ報告予定。ファンディングがまだ確定していないが参加する予定。

8月8-11日:American Sociological Association Annual Meeting
アブストの締め切りが1月末なのでやや難しいかもしれないが、何か出したいと考えている。ファンディングは出るはず。体力的な問題で断念するかもしれない。

8月末:本の出版
いまだに締め切りが読めていないが、夏までには出版予定の本にも取り組んでいる。

10月中旬:IUSSP Meeting
北京で開催の予定。

その他の日程

General Exam
4月20-5月23日 or 9月28-10月17日
コースワークの一環でパスしなくていはいけない試験。社会学部では2年生の春学期ないし3年の夏学期までに済ませないといけないのだが、春学期はPAAとRC28などがあり忙しそう、秋学期はティーチングをする予定なので、これもまた忙しそう。いずれにしてもこの時期はカオスになる予感がある。

論文投稿
現在、R&Rの論文が3本。これらに加えて、
(1)学歴同類婚の論文(単著)。年頭には投稿したい。
(2)きょうだい順位による同類婚の論文(共著)。同様。
(3)職域分離の趨勢に関する論文(共著)。同様。
(4)PAAで報告するシングルフッドの論文。4月以降の投稿。
+(5)ISA forumで報告する大人への移行への論文(共著)、同類婚と不平等の論文(共著)、RC28で報告する低体重のグローバルトレンド(共著)、ゲノムと同類婚の論文(共著)、専攻分野による性別分離の論文(共著)などは進捗状況によって投稿できれば嬉しい(現実的には全ては不可能)。

研究助成
いくつか出そうと考えている。

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