September 10, 2013

出発


明日からイギリスに留学するにあたり。

まず、変えられない条件として
・留学期間はそこまで長くない(9ヶ月間)
・留学中は一年生の授業をとることが前提で、レベルの高い授業は交渉
・乏しい英語力からスタート

なので、できることは限られてくる。

上記の条件を考慮しない場合、留学の目標を仮に立てるとすると、

1. マンチェスター大学の社会学の授業やセミナーへの参加を通じて、ブルデュー理論をイギリスに持ち込んだMike Savage (LSE), Fionna Devineらが進めているCulture and Society の研究のノウハウをつかむ。

 これが、面接のときにも答えた「建前」の目的だし、本音としてはやりたいことの一部にはある。だがしかし、上記の制約を考えた場合に、これは難しいじゃないか。

 Why?
 -マンチェスター大学のCulture and Society系の授業は二年生以降。
 -提唱者のDevineは現在School of Social ScienceのChairなので授業を持っていない。

そもそも、お前どれだけブルデューの理論知っとんねん!っていうツッコミもあり、はやくも理想と現実の差に気づく。もちろん、できる限りの策を講じて建前上の目的は達成しようと思う。

2. 英語能力の向上
 これは実践的かつfeasibleな目的ですね、ていうかこれを目標に掲げない留学生は(日本人の場合とくに)、すごい英語ができる人か、もしくはただの馬鹿のどっちかでしょう。
Readingは社会学の論文なら辞書引きながら一日二本読んでも苦しくないレベル。ただ、小説はまだ苦手。というか、語彙が少ない。調べてみたら7500語レベルで、英検準一級レベル。意思疎通に支障がないのは1万語以上と言われているので、最低限この語彙レベルまでは鍛えなきゃいけない。達するのは早ければ早い程いいので(じゃあ留学前からやれって言う話ですね)、単語帳は持っていこうと思う。(言い訳をすると、日本にいるときは「時間」がなかった)
 Listeningは強烈なシングリッシュやマンチェスターなどの北部なまりじゃなきゃ、だいたい大丈夫なはず。もちろん、向上の余地あり、ただこれに関しては、さすがにイギリスにいて毎日英語使う(予定)なのだから、何とかなるだろうと思う。Speakingも同様。ただ、やっぱネイティブが使う表現、身につけたいです。
ライティングもFBで見かけるようなくだけた表現とアカデミックな方、両方。石井クンツ先生の本持っていきます。

3. イギリス社会学の雰囲気をつかむ
 「イギリス社会学」なんてものがあるとは思いませんが、そして雰囲気とはなんぞやってことですが、意味としては最近のトレンドや各大学、教授のストロングポイント、自分の専門と関係の深い社会階層や教育、家族など個別領域の研究がどのように展開しているか(それがどういう評価を受けているか、これは現地に行かないとつかめないと思う)、あと、将来イギリスの大学院に修士号(今のところは、留学するなら修士課程までにしようかと、別にvisitingでもいいけど)とりにいくときの情報集め(コンタクト取れれば、御の字ね)。
 BSA (British Sociological Association)のサイトとかみてセミナーや講演会の情報も見ているけど、そこまでやるのはやりすぎかなと思うし、なにより参加費が高い(40-80ポンド)ので、あまり乗り気ではないけど、マンチェスターやヨーク、エディンバラとかでやる無料の講演会とかあれば、観光がてら行きたいと思う。
 あと、現地の社会学やってる学生にも、研究するかどうか別に、なんで社会学なのかとか、他の社会科学との関係とかを聞いてみたい。社会学の社会的位置づけね。

以上、大項目三つ以外にも
・綺麗な写真をとる(イギリス国内、いろんなところ見たい)
・北部なまりを聞き取れるようになる
・中国人のサークルに入って中国語勉強する
・ドイツ語を復習する(できればドイツにも行きたい)
・統計の復習をする
・痩せる!
・アルコールは控える!
・脂っこいものは食べない!
・運動する!
・故に、痩せる!
・歯間ブラシを使って、歯をよく磨く!

などの小項目もありますが、これは健康に過ごすレベルですね(


留学する前から、手続きでいろんな意味で勉強させていただきましたし、それらを分かりやすく体系的に載せているのもサイトもなかったので、

・日本の大学に通う
・社会科学系の学部生が
・イギリスの大学に留学する

場合にしぼったときのフローが分かるようなページを作るのもいい気がしてきました。
どんなプログラムや奨学金があるのか、これは自分が経験したことしか分からないけど、割とマイナーだと思うので、「こんな方法もあるのか!」的な驚きがあればプラスかなとは思う。さらにビザや現地での過ごし方まで含めれば、どうだろう、いい感じになりそうじゃないか。


そんなことはいいとして、まず明日無事に出発、到着することですね。幸い、マンチェスター大学はオリエンテーションに力を入れているみたいなので、サポートは厚いです、厚すぎて、全部の情報を把握できないくらいです(逆機能?)。


いやでも、ほんと留学する前ですごく勉強になる。のんびり日本で過ごすのもいいし、別に経験する必要のないこともあるけど、これは人生経験としては楽しいね。すでにつらいけど。

(めんどくさい出来事も肯定的に捉えるのは自分の強みかもしれない。。。)



いろんな人の迷惑になって留学するので、がんばります拝。


(とはいいつつ、責任は自分一人に課せられるので、サポートに感謝することとパフォーマンスを発揮することは、全くの別ですね。つまり、どういう成果をあげるかまでは、周りはサポートしてくれない。)


できるだけ、留学の経過をブログにしていこうと思います!

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