本当は数ヶ月かけて提出する書類を1週間くらいで出してるため、かなり頭がこんがらがってますが、転学が決まってから
A. 引越関係
- 家探し
- 航空券の予約
- 更新してしまったマディソンの家のサブリース探し
- 引越し荷物の送付
- プリンストンまでの移動手段の手配
- 新しい家の家賃とデポジットの支払い
- 日本の口座からアメリカの口座への送金
- 学会などに所属・住所変更の連絡
- アマゾンなどに登録している住所の変更
- 足りない家具などの購入
このあたりの作業は基本的に一人でできるので、そこまで困りませんでした。ラッキーだったのは、学会でプリンストンに数日滞在できたことで、その間に家探しをしていました。結局、滞在中に尋ねた家にはせず、ショッピングセンター近くにある一軒家をシェアすることにしたのですが、その際もプリンストンにいる知人に家を訪問してもらい、部屋の写真などをとってもらいました。
この2週間は、私が持っているプリンストンコネクションのほぼ全てに頼った気がします…最初の方は自分も本当に転学できるか確信が持てなかったので、もしかしたら…みたいな中途半端な感じで相談してたのですが、徐々に転学が確実なものになるにつれて、この移動がどれだけ例外じみているのかわかってきました。
B. 転学関係
引越しに前後して、転学に際して必要な作業も進めました。まだ進行中のものもありますが、具体的には、
- プリンストンのメールアドレスの取得
- ウィスコンシンの授業のキャンセル
- ウィスコンシンへの出転学(transfer out)願いの提出
- プリンストンへの入転学(transfer in)願いの提出
- 外部奨学金の財団への転学願いの提出
- プリンストンに外部奨学金をもらっている旨を連絡
- ホームページのドメイン取得、作成
- オフィススペースをもらえるかメール
- 人口学研究所に所属したい旨のメール
8とかは特に必要なかったのですが、自分の中で少しでもプリンストンに移るという実感が欲しかったのかもしれません(笑)。今も、なぜ自分が引っ越して転学しているのか、よくわからなくなる時があります。メールは返事が返ってくることもあれば来ない時もあります。5はいまだに返事がなかったので、今日(3日)大学院のファイナンス担当の人にアポなし訪問をしました(後述)。8、9も返信がなかったのですが、今日直接学部にいって、人口学研究所のオフィスをもらえるまでの、暫定的なオフィスをもらえました。改めて、メールを送るよりも、アポなしでも直接オフィスに訪れた方が話がすぐ進むことを実感しました。アメリカでは、各事務スタッフが専門職とみなされていることも、スムーズな対応を可能にしてくれた気がします。アメリカの大学では、これらのスタッフは個室が与えられているし、裁量も大きいです。今日も、教授とは一度も会いませんでしたが、スタッフの人に直接会って、全部繋げてもらいました。
C. 入学関係
転学といっても、新しく院生としてプリンストンに所属するために、そのために必要な作業もありました。具体的には、他の新入生と同じく、
- 学生証のための証明写真の提出
- CVの提出
- SEVIS, I-20関係の書類の作成
- オフキャンパス学生向けのバス定期の申し込み
- Direct Depositの登録
- 履修登録
- 学生証のピックアップ
- 留学生センターへのチェックイン
- I-9の作成
- 学部・修士の成績証明書の提出
- 健康診断書の提出 (McCosh Health Center)
- オリエンテーションへの参加(大学院)
- オリエンテーションへの参加(留学生)
などがあります。これらの作業の多くは今日(3日)に進めたのですが、ルームメイトのブラジルから来た数学を研究している院生に助けてもらいました。彼がチェックイン関係の手続きをするというので、一緒に行くことになったのですが、朝は寝ぼけていたこともあってパスポートとI-20だけもってとぼとぼついていきました。彼はチェックインのためにどの建物に行けばいいか、どの書類が必要かも全て調べてくれていたので、7,8,9あたりは彼についていきながら、流れでポンポン進んでいきました。1も突然の移動だったので私は前日に写真を提出していたのですが、結局データがまだ学生証を発行するスタッフの元に届いていなかったので、その場で撮ってもらいました。
学部・修士の成績証明書の提出はかなり厄介な作業で、というのも、私は学部・修士とも東京大学というところにいたのですが、この大学の悪名高い特徴は成績証明書が(1)教養学部、文学部、人文社会系研究科、全て別々の窓口(同じ東京大学なのに!)、(2)オンライン申請なし(=本人が窓口に直接参上あるいは郵送)なんですね。急を要する事情でアメリカから郵送する時間がもったいなかったので、日本にいる知人に助けてもらいました。
私は、人文社会研究科と文学部には既に25回以上厳封の成績証明書を要求しているからかブラックリストに載っているようで、最後の方には名乗らずに「あ、打越さんですね」と言われる始末でした。というわけで今回も「ああ、奴が来たな」と思われたと確信しています。ただ、今回は事情が事情だったので研究科としても最大限柔軟に対応していただいと思います(でも、全部オンライン申請が可能になったら解決するんですけどね)。
D. 外部奨学金と学内フェローシップの調整
先述したように、私は日本の財団から、外部奨学金をいただいてます。プリンストンはそれらがなくても授業料と生活費を出してくれるパッケージを合格時に出してくれるのですが、一方で外部奨学金の受給を勧めてきます(外部奨学金がもらえると、インセンティブとして生活費にボーナスが出ます)。
ただ、この財団では授業料については私が一旦払ったものを建て替えてくれるという形をとっているため、何かしらの方法で私の銀行口座を使って授業料を払わなくてはいけません。マディソンにいた時はクレジットでひとまず払っていたのですが、問題はプリンストンはクレジットによる授業料支払いを認めていないのです。そういうことも知らず、私は大学院が外部奨学金の受給を進めているのでそれに関する書類を提出したのに、5日間返事がなかったのでアポなし訪問をしたのですが、その場で以上の問題が発覚しました。
これについては、まだ解決策を探している途中ですが、担当のスタッフの人もたくさんオプションを示してくれたので、きっとなんとかなる気がします。もうここまでくると、そう思いながら日々生きていくしかありません。
E. その他
残りはそこまで急を要する作業ではないので、優先順位は低いです。
- 自転車のピックアップ+駐輪許可証の取得
- 人口学研究センターへの書類提出
- オリエンテーションへの参加(社会学)
- オリエンテーションへの参加(人口学)
- 英語の試験(スピーキングのスコアが足りないので)
- eduroamの取得
- 授業で使う本の購入
- プリンタの設定
ここまでして移籍する必要があったのか、正直自問自答することも1日に何度もありますが、決断自体は後悔してません。私の人生の方針では、基本的にリスクがあっても面白そうな道を選ぶことにしているので、こういう面倒な作業はよく生じます。人生は一度きりしかないので、自分にしかできないような人生を歩んでいければ、こういう苦労もその一部かなと思って我慢できます。というわけで、適度にポジティブに頑張ります。
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