September 16, 2019

失神

物騒なタイトルだが、実際に生じたことである。今日は忙しく、午前9時からAIをしている授業を聞き、10時から予防接種の一環で採血をした。これは、私が予防接種の記録を日本から持ってきていないことが要因だが、quantiferonと呼ばれる結核菌があるかを検査する目的があった。10時過ぎに大学の保健局に行き、採血をしたが、予想通り失神した。数年前から、採血をするたびに気分が非常に悪くなってしまう。後で調べると、血圧の低下によって生じる血管性迷走神経反射らしい。一度失神した経験があるので、採血となるとその記憶がトラウマとして思い出されることもあって、どうしようもないかもしれない。

しばらく変な汗が出て、10分くらい休憩させてもらって病院を出る。休む暇はなく、11時から聴講しているプロセミナー。マディソンでは教員によるhidden curriculumのレクチャーだったのだが、プリンストンでは特にそういったものはなく、前半は教員の研究の紹介、後半は質疑応答で和やかに進んだ。

12時からは社会学部が主催するコロキウム。マディソンの時にも同じ名前のイベントはあったが、プリンストンよりも不定期で、ジョブトークの一歩前の意味合いが強かった。これに対して、プリンストンではほぼ定期(毎週月曜12時)に開かれ、スピーカーのリストを見る限りでは「今一番旬な社会学者」といった豪華な面々が並んでいて、このセミナーに呼ばれたら名誉なことなんだろうなと思った。ちなみに、マディソンとは違ってご飯もでる。まずまず美味しいサンドイッチとサラダ、スナックなどが出るが、先週食べたものと似ているので、多分そのうち飽きるだろう。今日のスピーカーはCrook CountyでASA awardを受賞したNicole Gonzalez Van Cleveさん。まさに今一番トークに呼ばれている社会学者である。

マディソンではコロキウムは不定期だったので、実際に定期的に出ていたセミナーは人口学研究所のみだった(時折貧困研究所のセミナーに出ていた)。しかし、こっちでは研究所が有象無象あり、加えて昼に開かれる場合にはご飯もでるので、割と重要な生存手段の一つになっている。今学期は以下のセミナーに出る予定。どれもランチが出るセミナーなので、基本的に昼ごはんに困ることはなくなる。

月曜日:Sociology Colloquium
火曜日:Office of Population Research Notestein Seminar
水曜日:Education Research Section seminar
木曜日:Center for Migration and Development Colloquium Series
金曜日:Quantitative Social Science Colloquium

1時半にコロキウムが終わると、間髪入れずAIの人を交えてpreceptのミーティング。自分がなぜアメリカの貧困の授業のTAをするのか、その事実に気付くたびに意味がわからなくなるが、現在の2年生のコーホートは人数が少ない。プリンストンの社会学部では2年生でAIをするのが勧められている(質的研究の人は3年目になるとキャンパスからいなくなる可能性があるため)ため、恒常的に人手不足なのだろうと思った。

ミーティングが1時間程度で終わり(ちなみに、このミーティングでもコーヒー代が出てしまい、本当にこの大学はお金に余裕があるんだなと、関心というか、驚きというか、あるいは半ば呆れた気持ちになる)、オフィスに戻るとだいぶ疲れていた。ちょっと日程が詰まっていたのと、やはり血を抜かれたのが要因なのではないかと思う。あとは、毎日誰かしら新しい人とコンタクトして話すのは、自分にとっては結構エネルギーを使う作業なので、それもあるのかもしれない。PAAの分析を進め、AI関係の資料を作り、夕方になる頃に一旦帰宅。とうとう家に一旦帰って夜ご飯食べてオフィスに戻るワーカホリックぽい行為に走ってしまった。私が職住近接が嫌な理由である。目の前に酒があると飲んでしまうのと一緒で、近くにオフィスがあると来てしまう。

その後、翌日の理論の授業の文献を読み、現在に至る。すでに夜9時だが、水曜日の予習をしてから帰る。

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