March 17, 2020

別れ

3月というのは、日本だと別れの季節である。アメリカでは3月はまだ学期中で、4月から新生活が始まる習慣もないため、日本とは違いこの時期に別れを意識することは少ない。

ところが、due to the global health challenge we are facing, 多くの大学が学部生をキャンパスからkick outするポリシーを取り始めた。幸い、オンラインで授業を受けられるため、単位を取ることはできるのだが、突如として大学を出ろと言われた学部生たちの気持ちは複雑だろう。

プリンストンには日本からの交換留学生もいる。ちょうど私が卒業するくらいにできたと思うのだが、最初は1学期だけの交換留学だったのが、徐々に拡大し、今回は東大から2人の学部生がプリンストンに2学期間交換留学に来ている。学部生と知り合う機会は少ないのだが、彼らの一人がもらっている奨学金財団に私もお世話になっていた縁で、時折食事などを共にしていた。しかしながら、those two undergrad exchange students from Todai were also asked to leave Princeton. 彼らにとっては今学期がプリンストン最後の学期であるため、it's hard to imagine how sad they need to end their last semester at Princeton in this way.

1学年に3千人いる東大生の中でどれくらいが交換留学を志望しているのかはわからないが、プリンストンへのたった2枚の切符を掴むのは容易ではなかっただろう。実際、彼らはso brilliant that I've been impressed with their potential many times for these six months. 彼らの関心は学部生らしく様々な範囲に及んでいて、プリンストンの学部教育は彼らの関心の広さを十分に満たすものだったことを、話を聞いて感じた。自分が突き止めたい問いを時間をかけて深く検討していく環境を提供してくれるのが大学院という場所である。当たり前といえば当たり前だが、そこで出会う人は、すでにこれをやりたい、と決めている人が多い。近くの院生の話を聞くのもためになるが、将来が決まっていない学部生の「これからやりたいこと」を聞いている時間は、無限の可能性を感じさせてくれて、本当に楽しいものである。私は、将来性豊かな二人から多くのことを学んだ気がしており、プリンストンでそんな母校の後輩に出会えたのは、幸運なことだった。

東大よりも柔軟に授業を取ることができる本場のリベラルアーツカレッジでの教育経験が、彼らの今後の将来に資することを願ってやみません。Hope their experience at Princeton contributes to opening the door to a bright future for them.

図書館前の桜。日本のものよりもずいぶん濃い印象がある。

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