最高裁判決が出ました。少し気になったので、妻氏にするカップルがどれくらいいるのかに関する統計を調べてみました。
厚労省の統計「平成十八年度婚姻に関する統計の概況」 http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/tokusyu/konin06/konin06-2.html#2-8
夫婦が初婚か再婚かの4通りで見ると、妻の氏にする割合が高いのは一貫して順に両方とも再婚、妻が再婚、夫が再婚、両方とも初婚で面白い。総数で見た時の妻氏率が上昇しているのは相対的に初婚カップルが減少して再婚カップルが増加したからで一部説明できる。加えて時系列的に見てみるとどの組み合わせのカップルでも妻氏率は上昇している(いろいろと興味深い)。
次に、意識の面での調査。
内閣府の調査だと夫婦同姓に対する支持は平成8-13年の5年間でも減ってる。一見すると、性別よりコーホートの効果の方が大きそう。夫婦別姓を支持する人に自分は希望しますかと聞いた質問、希望についてはそこまでコーホート差がない(希望しないは若くなるほど減る)。
どうやら、態度として別姓支持が増えても、じゃあ自分が別姓を希望するかというとそうでもない。実際に婚姻届を出した人の中では3%しか妻氏を選ばない。結婚したことないからわからないけど、婚姻届出す時にどちらの姓にするかってカップルの間でどれくらい話し合われるんですかね。
最近結婚した先輩方カップルに一番聞きたいことかもしれないけどそんなこと聞けるわけないですね...
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