October 16, 2022

ジョブマ

 おそらくこれからジョブマ関連の備忘録が増えていくかもしれません。初めての経験なので、折に触れて考えることも多く、その時の考えを記録しておきます。

--Oct 16

最近は来年のジョブマを意識することが多い。アメリカのアカデミアはゲームのルールが比較的明示化されているので、対策はしやすい印象がある。ひとまず単著でトップジャーナルは1本確保したので、この一年はジョブトークに呼ばれるよう業績を積み重ねつつ、トーク用の未発表の研究の質を高めていく。

自分はそこまで意識していなかったけど、やはり社会学には単著プレミアムがまだあるらしい。同じジャーナルなら、ファカルティと共著で筆頭著者よりも、単著の方が評価が高そうな印象を持つ。ジョブマ関連でいえば、あとは研究の一貫性、今後の研究とのアジェンダとどう関係するかなど。

こっちだと、これこれをすれば研究大学向けのジョブマで戦えるという基準は割と共有されているし、そこに最適化する形で博士課程があるので、トラックにうまく乗れれば損はしない。ただ「これこれ」を達成するのが大変なので、そのストレスは大きい。日本のストレスはマーケットの不透明性に起因する。

長期的には独創性がモノをいう世界ではあるけれど、短期的には個人間で比較可能なように小さなマイルストーンが設定されているので、そのバランスを取る作業は結構難しい。ジョブマがそのバランス感覚を発揮しなくてはいけない場所であるように感じる

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