その次の週(つまり今週)はUCバークリーが主催する形式人口学のサマースクールに参加している。今回のテーマはCovid-19。最初二日は数学的に割とヘビーな数理人口学の話、今日からはリサーチトークである。参加者と話す機会もあるにはあるのだが、やはり初めての人とズーム上で仲良くなるのは簡単ではなく、早くin personの日々に戻りたいという思いを強くした。
今日は今週のto doだった社会ゲノミクスの学会へのアブスト(というかフルペーパー)を提出し、1年間オーガナイズしてきた「東アジア格差と人口学セミナー」(readi)の最後のセミナーを終えて、幾ばくかの解放感を感じている。セミナーについては、数えたところちょうど20回だった。最初は25人くらいコンスタントに来てたけど、やっぱり飽きが来るのか最後には1桁になることもあり、所属機関が違う人たちにどう興味を持ち続けてもらうのか、考える日々だった。続けることが全てではないので、来年は柔軟に考えている。
学期も終わり、ワクチンも打って、時間的にも精神的にも公衆衛生的にも、外に出て人と会う季節になってきた。日曜日には日本人の先生の主催するランチ会にでて、盛大にgelatoをガレットと読んで恥をかいたり、大学時代の友人とズームで話して「30歳になると自分は何者にもなれないことに気づく」といった臭い話をしたり、プリンストンを離れる人から家具を格安で譲ってもらったり、17年に1度大量発生するという素数ゼミの数に驚いたり、夏休みののんびりとした日々を過ごしている。映画は18本程度みた。
その他5月にあったこととしては、Russell Sageが主催する社会ゲノミクスのサマースクールに合格したという連絡をもらったり、一時帰国時に一橋大学の経済研究所に滞在させてもらうことが決まったり(リアルでお会いしたことのない経済学者の先生方に大変お世話になりました)、研究助成を申請したり、東大社研のデータアーカイブ機関が支援してくれる課題公募研究会のオーガナイズを進めたり、夏以降の予定を進めていた。あるいは、人口学研究所内のセミナーで報告したり、論文を投稿したり(日本語の雑誌の1回目、英文誌にminor revisionの計2回)、査読レポートを出したり、サーベイ実験の調査票を作ったり、日本の学会にアブスト(2つ、これからさらに2つ)を提出したり、アクセプト済みの論文の校正およびOpEd作り、上で書いたゲノム学会へのアブスト提出など、研究面でも最低限の進捗を出している。
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