一時帰国。
10年前に大学に入った時に流行ってたサンデルの熱血講義、内心思ってることを打ち明けずに和を保つ日本的なスタイルとは異なる新鮮さを感じた。その後入った東大・北京大で議論するサークルでも、お互い譲れないところまで理解し合うことの大切さを学んだ。
立場の相違を理解する、言うは易し行うは難し。それからの10年は、互いに合意できるベースが失われる流れが強くなり、ソーシャルメディアを始め、違う立場の人が議論し合わず、このままでは対立が深まるばかりなのではないかと、不安になることがある。エビデンスの正しさだけでは人は合意できない。
この不安を解決する手立ては見出せていないが、高等教育の大切さを痛感するには十分すぎる。リベラルアーツは専門教育の前に位置付けられるが、今後はむしろ専門教育を受けた後に異なる分野/立場の人と議論し、どこまで合理できる/ないのか、それはどのような根拠に基づくかを深める教育が必要かも
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