8時過ぎに起床。知人の家を出て、3月末にもかかわらず真冬のような体に突き刺さる寒さと冷たい雨の中、会場へ。今日は二年間参加していた、社研の2次分析研究会の報告会。
この研究会、東北、東京、大阪の各大学の院生を中心に集める点が特徴的で、その特徴ゆえ、代表務められる先生方も色々と大変なこともあったのではないかと思う。若手ゆえ、二年間で所属を変えられる人も結構いた。あるいは若手ゆえ、研究テーマの設定にも未熟さはあったかもしれない。だけれども若手ゆえ、互いの身分を気にすることなく、忌憚ない議論ができたのかもしれない。実際、報告会までの間の研究会では、他の研究会に比べると、活発な質疑ができたのではないかと考えている。自分自身の修士課程の2年ともかぶった活動だったため、思い出深い集まりであった。
この2次分析研究会含め、修士の頃からいろんな機会に恵まれたことには感謝しているのだが、今振り返ると、断らずに全て受けていたら、一つ一つの仕事に雑さが目立つようになっていった。修士論文や留学のための準備も並行して行った結果、今思うとどこかのタイミングで糸が一本切れたような感覚でいる。
最近は、今日の報告含め、自分でも何のために研究しているのかよくわからなくなってしまい、二年間がむしゃらにやっても、結果としてはどれも中途半端で、修論の出来も納得がいかず、博士論文を何で書こうか、まだ明確に考えられていない。
来年度は、研究の方はセーブしたいなと考えている。いま手をつけているテーマだけでも十分すぎる量なので、それらを全て消化した後に新しいことに手をつけたい。おそらく、2次分析研究会の類にも、出るのは難しいのではないかと思う。
研究会などで報告の機会をいただけることは全ての人が享受できるわけではなく、自分は恵まれた立場にいるのだと思う。しかし、それを全て消化できるほど、能力があるわけでもない。結果、場当たり的に何かやってみて自分の首を締める、ということになってしまった一年だった。誘われることに浮き足立ってしまい、地に足がつかない経験から、自分は何か学べたのだろうか。
この点についてはしっかりと反省して、このまま研究を続けるかも含めて、自身の今後について考えたいと思う。この二年間は、2次分析研究会含め、勉強になる機会はたくさんあったが、私の能力不足で、先生方の期待に答えられるような成果を残すことができなかったことに対して、申し訳ない気持ちが大きい。また戻ってくることがあれば、自分が納得できる、よい研究報告をしたいなと思う。いまは単に疲れているだけで、しばらく休めば、またいつもの調子に戻るのかもしれないが、ひとまず、今年度の反省を兼ねて。
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