今後書き増しします。
参考書
・有斐閣のNew Liberal Arts Series「社会学」
★★★☆☆
コメント:多くの人がこれを進める。読みながら知識を自然に得て行くには良いという印象だが、1学期15回の授業を網羅するための教科書なので、参考書のような詳しさはない。あくまで入門書という感じで、個人的にはもう少し体系だった本を読んだ方が良いと思う。
・有斐閣の「社会学の基礎知識」
★★★★★
出版年が1978年と、現在50代の先生が院試を受けるときに必須とされていた本らしい。古さのため、例えばポパーが歴史主義の貧困で批判して現代の我々には実感の乏しいマルクス主義的な視点で解説された項目も多いが、第一次集団や機能、地位と役割といった社会学の基本的な概念が丁寧に解説されている。この辺りは、現代では定義されずに用いられるようなことも少なくなく、学ぶ側にとっては盲点になりやすい。その他、貧困研究の歴史や日本の社会学の基礎ともいえる農村社会学から家族社会学への流れ等も抑えており、古典的な問題が出されることも少なくない院試では重宝すると思われる。手頃な値段で入手できるのもお勧め。
・丸善の「社会学事典」
★★★★☆
丸善のこのシリーズは、見開き一ページで解説している中項目方式。2ページ簡潔でさくさく読めるので、継続的な学習にはぴったりだと思われる。前掲書に較べて機能主義以降の社会理論(再帰的近代化や個人化など)や社会構築主義的な視点についてもカバーされており、院試に限らずできれば家においておきたい一冊でもある。難点は値段で、一人で買うのは忍ばれる価格なので、図書館のお世話になる。
調査法編
上記の教科書が社会調査を網羅的にカバーしているわけではないので、いかにあげた本を読んで、調査計画の設問、ならびに社会調査に関する小問に対する対策を講じられたい。二冊あげておく。
盛山和夫「社会調査法入門」(有斐閣)
轟・杉野「入門・社会調査法」(法律文化社)
最終的な成績
英語 B
ドイツ語 A
専門 S
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