ひどい雨だった、月に一二回、びしょ濡れになる。
今日は、sociology of personal lifeという授業でした。これは一年生向け。留学が決まった時にfixされたやつで、変更できなかった。授業を受ける前はシラバス読んでも指定文献少ないし、いかにも入門って感じで気乗りがしなかった。
ただ、今学期からきちんと先生に自分の素性を伝えるようにしていて、日本人で、社会学をある程度やってて、こういうところに関心があって、院に行きたいとかを。
今日も、授業終了後に先生と話して、簡単とは思ってないけど、自分は特定の分野に興味を持ち始めているので、この授業にどうコミットしていいか分からないという旨を伝えたら親身に聞いてくれた。
向こうは留学生がいることは知っているけど、大多数は学年別に分かれた現地の学生なので、基本的に彼らを想定して授業をするのは仕方のないこと。授業ではマイノリティだからこそ、自分の素性と要望を伝える必要があると考えるに至った。
別に現地の学生に比べて留学生が劣っている訳ではない、単純に違うニーズを持っているだけ。だから、もし授業で何か得たいのであれば、自分は何を勉強したくてここにきたのか、やりたいことと実際の授業のズレはどうかというのを先生と共有する必要があると思うようになった。
こうやって先学期と違ってアクティブに参加できるようになったのはプラスかもしれない。相変わらず私生活では根暗だけど、必要がある時はちゃんと主張をしようということになった(疲れるけど…)
今日の授業なんて、僕はチューターと一年生の間くらいの年齢だし、僕が受ける曜日のチューターはソシャネのセミナーで何度も顔を合わせているので、なんとも言えない気分になるけど、まあそれなりに楽しもうと思う。
入門の授業でも、勉強になるところはたくさんあると思う。先生の初学者への教え方は参考になるし、一年生の授業にできるくらい、sociology of personal lifeという日本では全く耳にしないディシプリンはマン大では成熟してるんだと思えば、論文読む時と違う角度から勉強できると思う。
マン大には最近、モーガン・センターという家族やジェンダーについて研究する機関ができた。sociology of personal lifeを含め、いろんなプロジェクトが進んでいる。このセンターの中心を担っているMorganやFinch, MasonやHeathらはイギリスでは有名な家族社会学者だと思うけど、cimiiとかで検索しても日本語の論文には全然引用されていない。MorganのFamily ConnectionやFinchのFamily Obligations and Social Change、Finch & MasonのNegotiating Family Responsibilitiesとかは名著だと思うので、輸入されてほしい。
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