ひとまず卒論は学校(進路)選択を親子の間の家族戦略という枠組みで考えて量的調査の二次分析とインタビューなどでやろうかなと考えています。
やっぱりCromptonの指摘で大事だと思うのは、いくらミドルクラス出身の子どもが労働者階級出身の子どもに比べて、大学に行く確率が高いとか、ミドルクラスに到達する可能性が高いとかいっても、その過程を無視するのはよくないということですね。それで、GoldthorpeのようなRATに行くのもいいと思うのですが、率直に言うとRATで卒論で面白いことが言える自信が全くないのと、何が面白いのかさっぱり分からないので(いや、RATで説明しようと考えたら面白いのでしょうが、現在はあり得る説明の一つくらいに考えています)やりたくないかなと。それよりはブルデューの理論や質的研究をした方が一般化は無理でも面白いことは言えると思います。
何に注目して家族戦略を分析するかですが、長男規範でも、都市・地方の比較でも、はたまた帰国子女でもいいです。一つか二つに絞ってそれぞれの章で比較したいかなと思います。
家族構造に着目すると自分の中で宣言しちゃったので、例えば出生率が減少したことが家族戦略にどう影響をもたらしたのかとか、二世代ではなく三世代関係の中で家族戦略を捉えられないのかとか、女性のフルタイム労働が云々とか言いたいですが。。。
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