6月2日から4日までフィンランドでRC28(国際社会学会の社会階層部会)が主催する学会があった。フィンランドは東海岸から7時間ほど進んでおり、2日の午前7時に報告したり、4日の午前5時くらいまで起きていたり、しかもその間に日本のセミナーに参加したり、数日間の間に三つのタイムゾーンの中にいて、少し体調を崩しかけた。
毎度ながら思うことだが、オンラインの学会は楽に参加できる。画面もずっとオフでいい。しかしなんだか学会に参加した気分にはならない。ウェビナーをずっと見続けただけである。新しい人と知り合う機会はほとんどない。早くin personの学会が戻ってきてほしい。
一つだけ感想を書くと、いつの間にかgeneのセッションが増えていて驚いた。数年前まではあっても1つくらいだったと思う、今回は3つ、12-3報告あった。もしかしたら、この間RAがに関心を持ち始めたので、多くなったように錯覚しているのかもしれない。
とはいえ、GWASを使った分析はHRS/Add Healthくらいで、ヨーロッパの参加者が多かったこともあり、報告の半分以上はオランダや北欧のレジスターデータ使ったtwinの分析が多かった印象。分析によっては双子の方が適切なこともあると思うが、将来的にはGWASを使った分析が主流になるだろう。メインセッションの講演でも今後genomeに関連するトピックは増える見込みがあるとする発言もあり、社会学の中でも、階層研究はこのテーマを積極的に受容していく印象をさらに強くした。
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