February 6, 2019

2月5日

火曜は午前に人口学、午後に統計の1日。サリバン・メソッドを習った人口学の授業でKosuke ImaiのDFLE論文が紹介され、その次の因果推論の授業でもImai, King, Stuart (2008)のPATEと SATEを推定するときのバイアスについてまとめた表が紹介されていた。

ところで、予習の中でPrestonの教科書を読んでいたら、アメリカのPhDでは一人当たりの在籍年数が長期化しているのが問題視されているが、それは進捗が遅れているのではなく、主に入学者が減少しているからだと書いてあってなるほどと思った。平均在籍年数を平均余命(T0/l0)と考えると、l0が小さくなると余命が延びる。

帰宅して来週にある人口学セミナーの文献を読んでいた。Chan & Goldthorpeがアサインされていて、あのクラススキーマに強烈な懐かしさを感じてしまう。アメリカの論文では全くと言っていいほど見ない階級分類で、今まで読んだ文献が記憶から呼び起こされ、自分にとってはこっちの方が親しみがあるんだろう。

政治学の質的調査法の論文もなんとか読んでいる。今回のテーマは概念(concept)で、残余とされたカテゴリを検討することで既存のタイポロジーを実証的にreconstructする論文と、既存研究の概念定義自体がそもそも狭くて再定義する必要があることをelucidateする論文などを読む。

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