August 25, 2018

渡米後の10日間

8月15日より渡米し、ウィスコンシン州マディソンに滞在しています。
9月から授業が始まりまして、それから約5年間、UW-Madisonの社会学部博士課程に在籍し、所定の単位を収め、試験をパスして、博士論文を書くことになります。

マディソンに着くまでも、ついてからも小さなハプニング続きで、ようやく生活を始められたというのが正直なところです。思い当たるものをあげると -

・LA-シカゴ行きの飛行機が遅れ、シカゴからマディソンに出る飛行機に乗り遅れた(人生初)。
・仕方がないので空港泊(人生初)。オヘア空港には第2ターミナルのエアカナダのエリアに就寝スペースがあるようなのですが、私がついた時には第2ターミナルへの移動通路はしまっていたので、椅子の上に寝たり、少し寝ておきたらあたりを徘徊していました。意外と空港泊する人はいるのですが、とは言え多くの人は寝ています。3時ごろまではかなり静かだったのですが、4時くらいになると朝の飛行機に乗る人が来るので、一気にラウンジが活気付くのが印象的でした。マックとスタバ、それとダンキンドーナツは24時間開いているところもあり、空港泊民には有り難がれるでしょう。
・翌朝の飛行機でマディソンの空港まで着くが、預入荷物の一つがシカゴに放置されていた(人生初)(なんで!)。仕方がないので、荷物の一つを失ったまま新居へ。ちなみに荷物は当日のうちに届けられた。
・ジップロックコンテナにポップコーン入れて加熱したら容器が溶けた(人生初)。ジップロックは耐熱仕様になっていない(100度以上で溶ける、油分が多いと沸点が低くなるので低い温度でも溶ける)ので注意。
・アメリカの携帯電話番号がないとインターネットの回線を引けないので、到着後数日はインターネットなしの生活。
・学部のpayroll/benefit(給与・保険係)の事務の人と、大学院の研究支援施設の財務担当の人のfirst nameが同じで、途中まで同じ人だと勘違いしていた。二人の言っていることが時に食い違うことがあったので、結構混乱した。
・アマゾンの遅延がよりによってフライパンに発生し、5日間程度料理ができない。途中からケトルでスープもどきのものは作ることができた。
・友人の住む大学寮まで行き、引っ越し作業を手伝うはずが、当日マラソン大会が開かれていてバスの通路が閉鎖・迂回していた。そもそも、休日にバスが1時間に1本しか走っていないので、気づいた時にはさらに遅れ、結局3時間遅れで友人宅に着く始末。
・指導教員がマディソンに初めての規模というくらいの洪水に遭遇する。自宅は湖、及びダムの近くで被害が甚大だった模様。今もダムから水が放流されていて、道が一部封鎖されている。

ハプニングではありませんが、新居には水と電気、ガスは通っていたものの、肝心の家具や調理器具が一切なかったので、生活が一通り整うまで、1週間程度を要した気がします。今後は、今回の経験を生かして、スムーズな引っ越しを心がけたいです。

もちろん、嬉しいハプニングもありました。craigslistで食器のセールがあったのでオファーしてみたら、家から数件先のご近所さんで、しかもお父さんが日本で働いていた経験を持っている方で、食器だけでなくシェードランプや布団まで、色々もらってしまいました。大学から一番近い中華スーパーにも和食を作るための調味料が結構あったので、今のところご飯には困っていません。懸念だった授業料も、アメックスのカードで一括払いができました。もちろん、出費がかさんでいて、クレジットも上限に近づきつつあるので、色々とやりくりしないといけません。

ひとまず、現地に着いてからの10日間の一部始終でした。ドタバタしていますが、周りの動機やスタッフ、先生方は皆優しく、銀行や大学の事務の人も留学生に慣れているのか非常に温かく接してくれます。自分が一番研究したいと思っていた環境にようやく来れたので、この貴重な機会を十分に楽しみ、学びたいと思います。



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