November 8, 2021

秋学期10周目

 今学期もいよいよ残り3週間(+感謝祭休み)である。

月曜日

10時過ぎに起きてメール返信。水曜日の授業のレスポンスを作成しているうちにお昼。ご飯を食べながら社会学部のセミナーを聞く。終わって再びレスポンスを書く。2時からオフィスアワー。そのあと謝金関連で電話。3時ごろになり、またレスポンス、校正して提出。続いてサントリーの申請書を提出。それから走って、戻ってきて海藻サラダを作る。50ドル払って23&meのサービスに課金。後輩の映画にクラウドファンディングで支援。メールの返信。そうしているうちに5時半。夜ご飯を食べて、寝る。8時過ぎに起きて、Emmaのトークを聞く。その後、日射のスライド作り。NBER論文を読む。

iMacのお古をリビングに置いたら、若干寝労分離できた気がしてちょっと気分いい。人口学研究所にいるとなぜかiMacがオフィス用に支給され、2年経つと新しいのに変えるのでなぜか貰えてしまう。training grant落ちてるのに、プリンストンからの予算なのだろうか。今学期は機械学習の授業を履修して、アルゴリズムベーストな政策形成の帰結について学んでいる。 アメリカの福祉や警察行政を扱った論文を読んでると、もともとクソな制度に対して最新のツールを導入しても、より効率的にクソが再生産されるだけ、という感想が出てくる。

火曜日

今週は時間が流れるのが遅い気がする。10時ごろから日射のスライドを作り、40分ごろ家を出る。11時から授業。12時からOPRセミナー。終了後、授業内容について考える。日射スライドを引き続き作る。帰宅して走る。うどんを作る。再びスライド。ヴォーゲルメモリアルセミナーにちょっと出て、すぐreadiに出る。シンガポールの教育格差の話。教育水準は高い一方で、格差も大きな社会。終了後、三度スライドを作り、アップロード。授業資料も作る。

アメリカで就職できなさそうだったらイギリスがいいかなと思ってたけど、シンガポールもいいかもしれない。もちろんアメリカの大学には一緒に研究したい人が多いと言うのもあるけど、単にアメリカ以外の国に引っ越すのめんどくさい。日本への直行便がある空港から1時間以内で、アジア系スーパーがあって、自転車で生活できる街がいい。

水曜日

忙しい1日。10時半からbiosocial seminar。12時になってご飯を食べ、授業の用意。1時半から授業、オフィスアワー後、3時半からもう一つ。疲れてnassauに出ていき、アイスシェークを飲む。18時半から機械学習の授業。スコアを振られることのスティグマの可能性や、テクノロジーが政治的に利用される可能性、政治への信頼度、どうやったら信頼できる技術にするかといった話。疲れて帰宅、メールを開くとファカルティディナーのお誘い、テンション上がる。浪人の論文を学会アブストに落として、今日は終了。

木曜日

10時からコーホートチェックイン、近況を伺う。11時から授業。12時過ぎまで伸びて、昼は初めての中華の店に行く。クミンの効いた量が美味しかった。3時半まで授業の用意やゲノムの論文を読み、授業。終わってすぐ帰宅、走って、寝て、シャワーを浴びる。ご飯を食べ、日車のスライドを更新するなどして、8時からミーティング。

金曜日

午前と午後、一つずつ学部のミーティング。なぜこういう事務仕事が増えているのか。夜は日本社会学会に参加。アメリカ来て数年は日本の学会に戻るとちょっとした違和感を覚えることがあったけど、最近はアメリカはアメリカ、日本は日本でそれぞれ別物として捉えることで、いい距離感でいられる気がする。

違和感というのは、例えば日本の学会だと、日本の事例で報告することのなぜをすっ飛ばしても何も問題なくて、自分がアメリカで研究するときに苦労してるのに、なぜすっ飛ばせるんだろうと疑問だった。でも次第に、アメリカもアメリカ事例の場合、何も問われないので、そういうもんかと思うようになった。

もちろん将来的には、ドメスティックな学会でレファレンスにしている当該社会を扱う場合でも、事例選択のなぜに触れるようにして欲しいなと思うし、そういう地道なやりとりが、社会学のボーダーレスな議論に繋がっていくと思っているけど、個人的な問題としては、距離感をおくことで解決した。

自分が見聞きする日米の社会学は、ちょっと理論フレーバーを加えた現代地域研究という意味では、大して変わらないとも言える。それを中範囲の理論という人もいるけど、自分からすると中よりは小範囲に見える。

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