March 31, 2018

アメリカ社会学PhD出願記録(4)TOEFL/IELTSとGREのスコア

アメリカ社会学PhD出願記録の4回目は、英語の試験(GRE/TOEFL/IELTS)についてこの一年の対策(反省?)を記しておきたいと思います。

***英語に自信がある方には関係ありません***

これらの試験は、高いに越したことはありません。GREの場合、トップスクールにもなると、GREのVとQの合計点が320点が平均というところもあり(参考:https://www.coloradocollege.edu/dotAsset/be00c34c-5b8c-4097-97b9-4855574b8a3b.pdf)、足切りに合う場合も稀ではないと聞きます。

TOEFL/IELTSの場合、ウィスコンシン大学マディソン校のようにiBT105点以下の学生を採用することはめったにないことを明言しているプログラムもあれば、UCアーバインのように、財政的な支援を受ける(実質的にはTAをするための最低水準だと思われます)ためには、iBTのスピーキングで26点以上を取ることが義務付けられている場合もあります。

***英語ができるに越したことはない、けど...***

このように、英語のスコアは高いに越したことはありません。しかし、日本ではこれらの試験に特化した予備校が少ない一方で、中国や韓国の学生たちは、予備校や無料のウェブサイトを活用してネイティブ並みのスコアを獲得していきます。

このような状況になると、英語のスコアで相対的に苦労する日本人には不利です。現に私も、TOEFLを何度受けても、第一志望のウィスコンシン大学が要求する105点には達しませんでした。

こうなってくると、そもそも出願資料が読まれない可能性があり、出願自体が無意味になってしまいます。私がとった苦肉の策は決して褒められるものでもありませんが、研究との二足のわらじを履いており、英語の勉強に時間を投資できなかった状況では、出来る限りの事をしたつもりです。

***私がとった苦肉の策***

(1)IELTSのスコアを提出する
TOEFLのスコアが足りないおそれのある大学、そしてIELTSを受け入れている大学については、思い切ってIELTSの成績も送付しました。これを思いついたのが、11月の初めで、申し込んだのが11月11日、試験日が12月2・3日。

この時点で、1日締め切りのUT-Austinなどには間に合わなかったのですが、試験の結果が筆記テストの13日後、すなわち12月15日に出るので、日本とアメリカの時差を利用して、15日に出た成績をすぐアプリケーションに反映して、英検に証明書送付を申請してシュゥゥゥーッ!!と送りました。

ただ、合格をもらった3校+補欠1校のうち、IELTSのスコアを送ったのはウィスコンシン大学マディソン校のみだったので、IELTSスコアが鍵になって合格したのかについては、正直よくわかりません。

(2)あえて合計点の低いGREのスコアを提出する。
何を言ってるのかわかりませんよね。私は、GREのverbalがとにかく苦手で、一応単語集やMagooshを利用していたのですが、それでもverbalのスコアは初回に受けたのが最高点でした。しかし、初回はquantのスコアが低かったので、合計点で見れば3回目に受けたものが高かったのですが、その回のverbalは150点を下回っていました。

verbalが150点を下回っていると、その時点で足切りを喰らうかもしれないという友人のアドバイスに従い、今年は合計点が低いけれどverbalが150点を上回っている初回のスコアを送付しました。ライティングのスコアも初回は低かったのですが、もうこれでダメならどうにでもなれという気分で、提出したのを覚えています。

以上の対策?は、そもそも英語の試験で高いスコアを取れていれば取る必要のないものなので、これから受験される方は、早い時期から対策をして、高得点を取ってください

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