8時50分に起きるが二度寝、9時過ぎに起きて、出発ギリギリ2限に間に合う。Logit and Probitの多項ロジットの箇所で、自分は条件付きロジットを担当(ただし短かった)
普通にお昼を食べようと思ったが、時間変更で3限からゼミだったので、ほっともっとで済ませる。終了後院生室で作業。土日が忙しかったからか、力が入らず寝る。それでも、メール諸々の返信、スキャン、レジュメ作り、論文購読くらいはできた。帰宅後、出願準備。帰宅路にて、パネルデータ分析の方針について考える。
社会学的な研究には、パネル分析(固定効果モデル)は相性が悪いのではないかと思うことがある。なぜか、社会学が好む時不変の変数が入れられないため、人種とか学歴とかジェンダーとか、時不変的なもの。どちらかというと、社会学は、population heterogeneityに関心があり、これはともすると因果推論アプローチと相性が悪いのではと考えることがある。さらにいえば、因果効果の量magnitudeに関心がある計量経済学に比べて、社会学では因果効果の厳密性よりも、因果効果の異質性の方に関心があるのでは(Brand など)?
そこで、傾向スコアが用いられるわけである、その利点は、次元の呪いを解消してATEを求められること、しかし逆に弱点は特定の変数に着目することはできない。もし仮に、ある特定の変数の異質性に注目したければ、交互作用でも十分なのではと考える。
違う話で、社会学的な因果アプローチとは何か。一つのたたき台は、Goldthorpeの人口科学としての社会学論。これによれば、社会学の営みは、人口学的な法則を発見→それのメカニズムを明らかにすることたるべき。 分析社会学的には、方法論的個人主義に立つ場合、個人の行為を中心として議論を展開することが重要。仮にこれを社会学的な因果アプローチとすれば、ある法則性を確認し、その内部を分解していく作業が暫定的には出発点。
このような目的に照らし合わせたときに固定効果モデルによる観察されない異質性は法則性の発見について機能すると考えられる、かもしれないと。その後で、集団間の異質性を交互作用的に検討する。
その上で、プロセスの分解、今回は集団の異質性に着目する。
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