今週から来週にかけて、日本から濱口竜介監督がプリンストンにいらしています。学生との映画制作ワークショップ、映画館での監督のこれまでの作品上映、レクチャー、レセプションと盛りだくさん。本当に貴重な機会になりそうです。
映画館で濱口監督の震災後の東北を描いた三部作の最後「うたうひと」と個人的にお気に入りの「偶然と想像」、そして監督がプリンストンの先生達の質問に答えるパネルと、贅沢な1日でした。「うたうひと」を見るのは今回が初だったのですが、言葉が会話の中で感情を呼び起こす力を感じる映画でした。
今日のパネルを聞いて、監督の映画に対する哲学は、言葉に対する哲学なのだと思いました。ドキュメンタリーとフィクションの境界性、言葉の持つ音楽性、予算が限られる映画を撮ることを通じて至った身体を重視する映像表現、学ぶことが本当に多かったです。
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