起床。8時40分。驚く。目覚ましがうまくセットされていなかったようだ。自転車に飛び乗って山手線へ。ギリギリ間に合う。すでに汗だく。
駒場に2年間通ったにもかかわらず、非常勤講師控え室がどこにあるのか、検討がつかなった。一号館の1階だろうと思っていたが、実は2階にあった。どおりでみかけなかったのか、と思いながら。
ダンボール二つをSと運んで、教室へ。暑い。ここは駒場だった。冷房はコントロールされている。走ってきたこともあり、さらに汗だくになる、学生の視線、またも汗をかく。
紙を配る手に汗がつかないように注意を払いながら、TAセミナー用の資料を配布する。先生は途中で退出。じゃ、後はよろしくというばかりに。
任せてください、これからTAセミナーを始めます、すこし意気を込めていってみる。概要をSが説明する。私が配布資料のリストを黒板に書く。マスターコピーの話の中で、研究室の場所を説明する。今度は私が説明して、Sが黒板に(あまりうまいとは言えない)地図を描く。マートンは英語の文献も参考資料として読んできたからやる気のある人は読んでもいいですよ、あまり反応がない。
一通り説明を終える。なんとかなったか。質問を募る。
今日ガイダンスがあるって聞いてきたんですけど。
一瞬、よくわからなかった。確かに、色々とガイダンス用の資料もある。しかし我々はTAセミナーの説明をするということしか言われていない。どうしようか。この後あるの?と聞いてみるが、この時間にあるのだという。Sと顔をあわせる。先生忘れちゃったんだな。
5年前は概論の授業を受ける側だった。寝ていたことが多かったが。でも、いよいよ専門の日々が始まるんだと思って意気込んでいたかもしれない。目の前にいる学生さんたち(私も学生だが)をみて、そういう人がいるのかなと見渡してみるが、見分けのつかない、50かそこらの顔と目を合わせるのは、少し不気味な気分である。おまけに、ガイダンスはまだかと訴えているように見える。また汗を掻く。すみません、何も知らないんです。
満足にできたかはわからなかったが、一通り作業を終える。仕事したな、という感じ。しかし、できればしたくない仕事の類だった。教員になるとこういうこともやるのか。大変そうで、自分は研究所で働きたいという思いと改めて強くする。
お昼でも食べようかと駅の方面に出る。ルーシーだ。二人で懐かしさに浸りながら店に入る。タイカレーを頼む。上京エピソードとしては、タイカレーというものを食べたのがルーシーが初めての経験で、以来、いくらうまいタイカレーを食べても、ルーシーに来るとついつい頼んでしまう。懐かしい。
昔は渋って一番安いカレーにしたこともあったが、今日くらいはちょっと贅沢してもいいかと思い、セットメニューにする。それくらいはいいだろう。980円。
終了後別れて、図書館で休んだ後、イタトマで地熱のミーティング。やはり、直接話した方が進むし、フリクションが少ない。その後、帰宅。どっと疲れが出る。郵便受けを見ると、速達が届いていた。とある財団から。あー、これは落ちたな。直感的に思う。防衛反応。
部屋に戻って渋々開く。面接にお呼びします。本当?しかし、日付が南アフリカにいる時期に重なっていた。急いで電話。なんとかなるような、ならないような。知恵をしぼる。3時間ほど絞って、絞りきった。寝る。起床して、作業して、再び寝る。作業して、お風呂に入って、これからまた作業。
No comments:
Post a Comment