アイビーリーグを典型に、アメリカの学歴エリートにはstudy hard, play hardと形容されるようなメンタリティがあります。要するに勉強にも遊びにも全力で取り組む、アメリカ的な全方位型能力の現れなのだと思うのですが、例えばプリンストンだと、学期中は学生は勉強に真面目に励む一方で、試験が終わるとパーティ三昧、フットボールでハーバードとイェールに勝ったら彼らの大学のマスコットを火の中にいれて勝利を祝うbonfire、そういった遊びの要素が、大学生活の中に仕組みこまれています。
Princeton bonfire: https://www.youtube.com/watch?v=L5NvyROse-U
そうした遊びの場面では、どうしても羽目を外す人が出てくるわけです。大学側もある程度のルール違反は、他人に危害を加えない限りは目をつぶるのだろうと思います。未成年での飲酒や喫煙にどれくらい目をつむるのかまでは分かりませんが、世界的に超えてはいけないラインが厳しくなっているのかなと、日本のオリンピック代表選手のニュースを見て思いました。
ちなみに、study hard, play hardのメンタリティは東大生にはないわけですが(多分)、先日KOのとあるビルのエレベーターで一緒だった学生が「今朝まで千葉でオールしてきたけどこれからゼミで発表でマジ辛い」と言っていて、日本版のstudy hard, play hard型エリートはKOにあったのだと気が付かされました。個人的には、playしたあとにstudyするのではなく、studyしたあとにplayしてほしいと、こっそり思いました。