年末から年明けにかけて、ずっと新書を書いています。2年近く前にオファーを頂いて、1年前までに最初の2章は書いたのですが、2023年は前半が調査、後半が就活で忙しく、ほぼ10ヶ月、放置していました。
日本語の仕事は、そこまで優先順位が高くないと言ってしまうとあれですが、マーケット的に特に評価されないので、年末年始に世間が休んでいる間にこっそり進めてみました。まだかなり雑ですが3章は形にして、今4章の半分くらい。6日から研究会など色々始まるので、遅くとも5日までには一旦仕事納めしなくてはいけません。
内容ですが、家族と格差・不平等というテーマで進めていて、3−4章の半分くらいは、正直に言うとそこまで専門でもない領域(子育て、ひとり親、きょうだい、祖父母の影響、相続)を扱っているのですが、幸い同僚にこうした分野の専門家が多いので、ひたすら彼らの論文や本を読んで、まとめて、さらに読む、そんな3日を過ごしていました。
しかしこれが、なかなか勉強になります。博士課程の最初の1−2年は、コースワークの一環で、こういう一気に読んで、一気にまとめる、といった作業をすることが多く、そういう日を懐かしく思い出します。実際、論文を読んでいても、論文同士をまとめてレビューする機会はなかったのですが、こういう体系化する作業で、自分自身が学んでしまっています。
No comments:
Post a Comment