プリンストンでは今週から春学期が本格的に始まりました(二週目)。月曜から金曜の間に、ランチセミナーなどフォーマルなトークが3つ、スピーカーとの面談が1件、インフォーマルなワーキンググループが3つ(社会ゲノミクス、家族人口学、階層、聞いた発表計5つ)、教員との面談が3件、外でのディナーが4回(フェローシップ関係、東大からきてるビジターのウェルカム、日本研究所、ラトガース大学でのセミナー後のディナー)。あとは人口学研究所に所属する1年生向けイベントで話し、コーホートでやってるco-working groupに2日とも顔を出し、研究としては計画中のサーベイ実験のプリレジを書き、アメリカ社会学会に提出するアブストを二つ進め、進めているプロジェクトの分析を進め、勧められた本や論文を読んだりしていましたが、学会の宿や飛行機をとっているうちに査読依頼がきたのでそれを承諾し(今年はきっかり10日に1回ペースで査読依頼がきて恐ろしい)、日本語の事典の執筆依頼が1件きてそれを承諾しようとしているところです。隔週のミーティングもありますが、来週からは教育社会学のランチセミナーが始まったり、社会学部が関わるジョブトークや日本研究所のレセプションもあるので忙しさは似たり寄ったりかもしれません。
結局コミットしているものが多すぎるんだと思いますが、改めて優先順位をつけないとろくに研究ができなくなるかもしれない恐れを感じます。それでも、それぞれのイベントで学ぶことはたくさんあり、毎日が知的刺激に満ちています。
今週で1番の思い出は人口学研究所のランチセミナーにアネット・ラローさんがきてくれて、個別に面談する時間をいただけたことでした。流石の人気で30分程度しか時間はありませんでしたが、今進めているアメリカのアジア系の離婚率の低さに関する論文、及び博論に関連する難関大進学のジェンダー差の背景を検討したインタビュー調査の話に建設的なフィードバックをいただけました。分析からわかったことを述べると、すぐ関連する著書の名前を著者名と一緒にはっきりと教えてくれて、その明晰さに少し驚きました。
あっという間の1週間でしたが、これこそプリンストンで過ごせることの贅沢さだと思うので、研究との両立を図りつつ、ここで得た学びを何かの形で還元していきたいと思います。写真は日本研究所のチームメンバーとのディナーでの1枚。
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