September 9, 2012

ゼミ合宿を終えて part1


9月8日と9日の二日間に渡り,所属しているゼミの合宿に参加してきた.
合宿会場となった河口湖近くのホテルには新宿発の高速バスで向かう.渋滞でやや遅れたものの,バス以外の手段でアクセスした人も合流して,予定通りの時間にホテルに到着することができた.

駅の写真.


到着後すぐに演習室へ向かいゼミが始まる.今回は3,4年生のゼミ論及び卒論の構想が発表される.

初日は8人、二日目は5人.一人持ち時間は30分で,15分の報告と15分の議論,というルールを守った人は半分にも満たなかったが(´・ω・`),ほぼ予定通りで進めることができた.

今回の合宿で特徴的だったのは,発表がパワポ形式になったこと.作る際は先行研究のまとめをパワポにする難しさに四苦八苦したが,発表を聞いている側からすると,パワポの方が分かりやすかった.少なくとも,議論が錯綜しないように一直線で構想を作ることができた人にとっては最適だったと思う.


報告→議論の流れは夏学期も徹底されていたけれども,個人的には慣れるまで時間がかかっていた.当初は先生がすぐコメントをして,それが全体の8割を占める.残りの時間で,数名の生徒が簡単にコメントするという形式に適応することができなかった.それは単に自分がコメントしたいというエゴが先行していたと今になって思うのだが,小綺麗に言えばどの発表にも真剣にコメントしたいという意図だったので,苦しむ時期は短くなかった.
最終的に,個人的に先生と話し合った結果,時間を厳守した上で生徒が始めにコメントし,先生はその後という形式に落ち着く.これが自分にはしっくり来て,今回の合宿では二ヶ月ぶりのゼミだったのにも関わらず,最初から違和感なくとけ込めることができた.


構想発表を聞いての感想は最後にするとして,初日のゼミが終わると夕食へと向かう.会場はホテルと合宿地の中間みたいな施設で,学生や団体客が多かった.条例で20時以降に外で騒ぐことが禁止されていたため花火ができなかったのは想定外だったが,それ以外は本当に楽しい時間を過ごすことができた.

なんか,事実を羅列している無味乾燥な文章にしか見えないのだが,当の本人は合宿の出来事を思い出しながらウキウキ(`・ω・´)って感じで書いているのです.


夕食の一枚.これなら特定されないだろうからいいだろうか。。。 

9時過ぎからコンパになる.なぜこのゼミが楽しいかと言う理由にもなるのだが,個々の学生のパーソナリティが面白いということ以外に,先生と生徒の距離が非常に近いことが考えられる.(なんでこんなえらそうな書き方なんだろう...
発表でも先生は本当に真剣にコメントしてくれる.自分でも要求している水準は高いと言っていた.ゼミが始まった4月は何を言っているのか意味が分からないところもあったが,今回の合宿では先生の発言に込められる要求水準はかなり高いことがよく分かった.どうして分かるかという話は置いておいて,「そのテーマ面白いねガンバって」では済まされないのは参加した人はみんな感じたと思う.ただ,こうすればいいよ,という隣に寄り添う形のコメントでもない.表現として最もしっくり来るのは,対等な関係から自分の意見を言う,というところだろうか.そのやり方は自分の研究方針と合わないとか,その領域ではこんな研究がされているとか,本当に対等な目線で指導してくれる.先生本人は教授職に就いた直後は「先生」と呼ばれることに違和感を感じていたらしいが,その考え方は発言からもよく分かる.変な上下関係が嫌いなのだろう.そのかわり,コメントの水準は学生に理解可能な範囲で非常に高い水準になっている.
このように,教授は教育者というよりかは,研究者としての視点からコメントをしてくれる.感じ方は人それぞれだと思うが,自分も変な上下関係に固執するよりも,もっと柔軟な関係を築いた方がお互いのためになると考えているので,好感を持っている.
コンパも24時まで参加してくださった.学生の話にも積極的に入ってくれて,まあ,これは単におしゃべりが好きなんだろうと思う(笑)


普段から偉そうにしていることから生じる不利益は感じているのだが,つまりコンパももっと本音を話せれば良かったのだが,そんな年でもない,そんな関係でもないとか色々逃げてしまう.自分の意見といいつつ評論家っぽいねとか,もっとはっきりいいなよという指摘は本当に正しいと思うのだが,あんまりそういう形でコミュニケーションできる人ではなくなりました,残念.同輩はそんな自分を受け入れてくれるので大好きです.


二日目に5人が発表して,観光する間もなくバスに乗る.きつきつのスケジュールだったが,その分密度の濃い充実した合宿となりました.めでたしめでたし.項を改めて,個人的な反省については著したいと思います.

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