September 9, 2018

9月7日:「ゼミ」が始まる

金曜日は、大学院セミナーのpopulation and societyから始まった。アリストテレスから始まり、ポーター本の国民国家形成とセンサスの歴史、最近の人口統計の用いられ方などを概観しました。来週はマルサス。先生はJHUのパブヘルで博士を取った若手の人で、授業はinclusive でよかったです。

その足で「ゼミ」に参加した。アメリカには日本の文系にあるような「ゼミ」は制度上存在しないのですが、今回、私のアドバイザーの先生が、学部のもう一人の先生(こちらも同類婚研究のトップランナーであり、一緒に研究したいなと思っている人)と一緒に、family and inequalityに関する「ゼミ」を開いてくれることになりました。なお、「ゼミ」というのはアドバイザーの先生の日本的な表現で、実際にはfamily inequality meetingと称しています。

メンバーは、先生2人に、今年から来ているポスドクの方2人(それぞれコーネルPhDとテルアビブ大PhD)、院生7人の11名で構成。関心は様々だけど、同類婚、親子関係、結婚、労働市場と家族の関係など、分野が近い人同士で集まって進捗報告をしたり、申請書のチェックをしたり、新しい論文や方法をフォローしたり、という感じになるらしい。頻度は月1回になる(この理由は、アメリカの研究大学院には学部や研究所が主催するセミナーが毎週開かれており、授業以外で議論する機会が多いため、通常のスケジュール以上に集まって議論する機会を設けることに対する忌避感があるかもしれないと思う)。日本のような文献購読にはならず、進捗報告の側面が強そう。とにかく、新しく所属するグループが増えたのは心強いです。



No comments:

Post a Comment