June 16, 2017

6月16日

早稲田のアジアムスリム研究会に参加。賽漢卓娜先生の講演を聞いてきた。在留資格などの問題から、たとえ本国で学歴や資格を身につけて日本に来ても、それが活かされないまま日本人男性と結婚した外国人女性の事例を紹介しながら、国際結婚カップルに潜む近代家族性を指摘されてて面白かった。

終了後帰省、購入することになった家を少し見て来た。明日は下見とローンの話。

June 15, 2017

6月15日

諸事情で共著を5本抱えていて、たまに頭がこんがらがる。今日は4時半に友人と渋谷でミーティングした後、共著者と話し合いだった。帰宅後、寮のミーティングにも参加。読む人と書く人がいるとすれば、圧倒的に後者に入ってしまう。陰性としてそれが適切なのかはわからない。書きながら学べると言えばそれまでだけど、もう少しゆっくり勉強したい気もする。

June 14, 2017

PrestonのDemographyを淡々と読む会

諸般の事情で、人口学の勉強をしたいと考えているのですが、一人では全くやる気が起きませんし、なにより東大には人口学を勉強できる授業はほとんどありません。

というわけで、アメリカの人口学の定番教科書になっているPrestonのdemographyを読み進める勉強会をやりたいと考えているのですが、いかがでしょうか。おそらく、これを読んでも業績が詰めるわけではありませんが、人口学会にいくと何をやっているのか理解がしやすくなるのではないかと思います。

頻度は隔週、分量は1回2-3章、日時は月曜から火曜の午前から昼を想定していますが、柔軟に対応いたします。関心がある方は何らかの手段でご連絡ください。

June 13, 2017

6月13日

起きて論文を執筆。16時ごろに大学へ行き論文を読むが集中できず。18時になる頃に休憩。18時半から20時まで韓国語。そのあと、夕食をとって地熱の作業、一つエラーを解決し、新しい変数を二つ作る。帰宅後、共著論文の作業を終える。疲れてグウの音も出ない。

June 12, 2017

6月12日

いつの間にやら10日近く経ってしまった。本当に怖い。

人口学会明けで疲れて11時間ほど寝てしまい、起床して論文や本を読む。伝記(マルサス)なんかも面白いが、そんな時間があるなら英語を勉強しなくては。

お昼はファイト餃子にして、午後から授業。お手伝い終えて、問題作り(およそ5時間ほどunpaid work)。その後、企画書を作成、Rのエラーを見つけて、論文を書く。1時間半は、論文のコピーとスキャンで終わる。

June 3, 2017

6月3日

一瞬忙しくなり日記の更新が滞っていた。今日は科研の研究会があり、久しぶりに色々な人と話して刺激になったので、少し書いておく。

研究とお金は切っても切り離せない関係にあるが、どこまで切り離せないかは文脈による。研究科全体として予算獲得額を増やしていこうという価値観が支持される場合もあれあ、文学部的な価値観では「お金で買えないものがある(だから無理してお金をもらえなくても大丈夫)」となることもあるかもしれない。

お金がらみだと、研究を「売る」ということも、研究者の(必須ではないが)重要な仕事の一つだろう。取ってくることが重要な予算とは異なり、「売る」には「誰に」が付随してくる。例えば、本にして「売る」場合には、想定する読者はどのような人たちなのか、あらかじめ考えておく必要があるだろう。査読付きとしても十分なクオリティを目指すアカデミックなものにするのか、それとも質は若干落ちるけれども、一般の人にわかりやすいような方向性を目指すのか。

予算(研究費)にしても「売る」にしても、あったほうが、あるいはできたほうが良いだろうが、研究者には必須ではないかもしれない。極論すれば、給料から自分の分野に関する本を買って、それを読んで論文を書くこともできなくはない(かけるトピックはかなり減りそうだが)。

できた方が良いだろうが、全ての人ができるわけではない。世の中には、お金を取ってくるのが上手い人というのが一定数いる。同様に、研究を「売る」ことが上手い人もいる。個人的な感覚になるが、前者的なうまさを持っている研究者は知っているつもりだったが、後者的なうまさを持っている人は、なかなか周りにいなかった。一般受けする本よりも、査読付き論文、という文化の中で育っているからかもしれない。

今日、(もともと挨拶とかはしていたが)初めてちゃんと話した先生は、「売る」ことに長けていると思った。もっというと、自分(たち)の研究をどう売るかに関するプロデュース能力に長けていた。人を口説き落とすことに長ける人の、上手い技術の一端を見た1日だった。