6日から本格的に仕事始めなので、こっそり進めていた新書の仕事納めでした。と言っても午前中は歯医者、昼は親と一緒に近くのスーパーで買い出し。午後は旅行の予定を決めたりしていて、カフェで3時間ほど本を読んでまとめたくらいになってしまいました。実家にいるときはあんまり研究しないようにはしてるんですが、最低限やっていないとなまるので、その塩梅が難しいです。夜に研究助成の申請書を書き、マイノリティ・レポートをみて朝井リョウの「正欲」を読みます。
January 5, 2024
January 4, 2024
新書
年末から年明けにかけて、ずっと新書を書いています。2年近く前にオファーを頂いて、1年前までに最初の2章は書いたのですが、2023年は前半が調査、後半が就活で忙しく、ほぼ10ヶ月、放置していました。
日本語の仕事は、そこまで優先順位が高くないと言ってしまうとあれですが、マーケット的に特に評価されないので、年末年始に世間が休んでいる間にこっそり進めてみました。まだかなり雑ですが3章は形にして、今4章の半分くらい。6日から研究会など色々始まるので、遅くとも5日までには一旦仕事納めしなくてはいけません。
内容ですが、家族と格差・不平等というテーマで進めていて、3−4章の半分くらいは、正直に言うとそこまで専門でもない領域(子育て、ひとり親、きょうだい、祖父母の影響、相続)を扱っているのですが、幸い同僚にこうした分野の専門家が多いので、ひたすら彼らの論文や本を読んで、まとめて、さらに読む、そんな3日を過ごしていました。
しかしこれが、なかなか勉強になります。博士課程の最初の1−2年は、コースワークの一環で、こういう一気に読んで、一気にまとめる、といった作業をすることが多く、そういう日を懐かしく思い出します。実際、論文を読んでいても、論文同士をまとめてレビューする機会はなかったのですが、こういう体系化する作業で、自分自身が学んでしまっています。
January 3, 2024
とっとちゃん
映画をみに、駅の方に行ってきました。タイトルとは関係ないのですが、まず始めに、スマホの修理屋さんに。もともと、購入し始めてから2年が経ち、バッテリの減りが気になっていたのですが、地震のニュースを見て、交換を決意するに至りました。修理業者さんはとても丁寧でしたが、結局のところオフィシャルライセンスではない商品を使っているので、利益は少ないのかなと思います。その割に免責事項が多くて、万が一スマホが修理ご故障したりしたら、迷惑なクレームが来るんだろうなと思うと、少し業者の人が可哀想に思えてきます。
映画まで、あまり時間がなかったので、駅ビルに入っているココイチに入りました。入り口に宣伝してあったスープカレーがおいしそうだったので。ローストチキンのトッピングをしても、1020円です。ドルに直すと、たった7ドル。1ドル100円としても、10ドル。席に座って10ドルのスープカレーはアメリカでは不可能ですし、そもそもスープカレーを出すカレー屋さんがないのでimaginaryの世界。入るなり、店員さんの機敏な動きに感動するほど。テキパキと注文をこなし、料理を運ぶ姿、とても日本的です。アメリカと比べると、日本の飲食業のサービスの質は高いと思います。しかも、日本の従業員は、アメリカのチップのようなインセンティブがないのに。
しかし入り口に貼ってある求人広告をみると、時給は1100円から。週5日、8時間入っても、4万4千円。月収は20万もいかないでしょう。自分がプリンストンからもらっている給料は、約5万ドル。税金など異なりますが、日本円に直すと700万円。来年からのポスドクのポジションは、やることはさらに自由になるのに、給料が1.5倍になります。物価を考慮しても、プリンストンの院生がもらっている給料は、レストランで働くよりは高いでしょう。
正直言ってしまうと、なぜココイチの店員さんの給料より、自分が実質的には何もせずとも貰えてしまう給料のほうが高いのか、よく分からなくなります。良い待遇で研究させてもらって、何も言うことはないのですが、その待遇に対して、自分には何が求められているのでしょうか。良い研究をするほか、ありません。
映画の話をするのを忘れましたが、いい映画でした。